永きにわたって私を苦しめてきた…確定申告がようやく終わりました。あとは還付を待つだけです。今月は稼ぎが悲惨なほど少ないので、一抹の朗報ですな。
さて、今日の写真。蝶ネクタイの似合う(?)、彼の名は「ムサシ」。彼は、犬ぞり大会の競技には参加してないんですが。そのかわり、大役を仰せつかって晴れの舞台に登場です。
とある(って、どこか知らないんだけど。)旅行会社の企画で、真っ白な雪の中で永遠の愛を誓おうという「ホワイトウェディング」。道内各地で行われてるんですが、稚内では犬ぞり大会の会場で華々しく。
登場は犬ぞりで。そのエスコートを努めたのが白馬ならぬセントバーナードのムサシくんです。
見かけによらず、テンションの高い彼ですが。本番では暴走することもなく、ゆっくりと新郎新婦をステージへ。
ヽ(´・`)ノ フッ・・・やるときゃ、やるじゃん。
実は何を隠そう。彼は、市内の白鳥の湖の守人「白鳥おじさん」の飼い犬なんですね。
で、その白鳥おじさんは今体調を崩して札幌の病院に入院中です。「病床のおじさんに写真を送る」というので、新郎新婦よりむしろムサシ中心で撮りましたです。(^-^;
ところでですねー。この犬ぞりシリーズの写真。全般にちょっと暗めだと思いませんかー?もうちょっと明るくても良かったですよねー。
これというのも、真っ白な雪景色が写真撮影には大変な悪さをするからなんです。オート機能満載の近頃のカメラには、雪の中での撮影には、罠がいっぱい。
まずはなんといっても「魔性の白」。どーもこの白ってのはですねぇ。最新メカにとっては理解不能な世界らしいんです。
まずは露出。白に限らず、黒→灰色→白の無彩色は苦手みたいですねー。「黒は暗い」「白は明るい」と単純に勘違いしてしまうようなんです。つまり、白いモノに向けると機械が「まぶしー!」と勘違いして絞り込んでしまいます。結果、真っ黒な写真が出来上がってしまうんですね。その逆に黒いモノに向けると「暗ぁ~い」と思って勝手にグレーにまで引き上げてしまうと。
それにもまして、相手は雪です。雪の反射って、実はめちゃくちゃ強いんですよ。ホラ、スキーに出かけた人がよく「雪焼け」になって帰ってくるでしょう?あれは、太陽光が強いんじゃなくて、雪面で反射した光が強いから。天然のレフ板なんです。
レフ板って?…よく、アイドルなんかのグラビア撮影の現場で助手の人が持ってる銀色とか白い板。ライトやフラッシュなんかじゃなく、自然な光を当てる照明として使われる反射板。あれがレフ板。雪はその強力版。
そんな、強力な照明に直接カメラ向けてるんですもの。カメラが「まぶしー!」と思うのも当然ですわな。
露出だけじゃないんです。どーゆーわけか、オートフォーカス機能も雪景色の中ではよく誤動作します。瞬時にピントをあわせて、チャンスをとらえる一眼レフデジカメにとってはオートフォーカスのもたつきは致命的なんですね。
特に、我が家のカメラは連写機能が不調でして。あの速い被写体を、一発勝負でとらえなきゃならないし。(-”-;)
おそらく、色のコントラストでピントが合ったかどうか機械が判断してるんじゃないんでしょうかね。それが、真っ白な画面じゃ辛いぞと。
そんなこんなで、出来るだけオート機能を使わずにマニュアル操作で撮るわけですが。こればっかりは、やはり経験がモノを言うわけです。普段から撮り慣れてる人はほとんど勘で決めた絞り&シャッタースピードでもほとんど失敗しませんが。
あたしもねぇ。普段使い慣れた商売道具のVTRカメラなら、大体なんとか勘であわせられますけど。やはり一眼レフの一枚物は難しい。。。(~ヘ~;)ウーン
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